
矯正治療とは、矯正装置を使用してゆっくりと歯を動かし、理想的な噛み合わせにする治療法です。
したがって、治療期間はどうしても年単位にわたってしまいます。患者さまに安心して通院していただけるには、専門医としての経験・技術だけでなく、コミュニケーションが大切であると考えております。動的治療終了時、綺麗になった歯並び・噛み合わせを一緒に喜べるだけでなく、長い治療期間中も楽しく通える診療を心がけております。
矯正治療とは、「患者さまの状態に合わせて治療手順や目標を設定し、おこなっていきますので、治療期間や装置が異なってきます。」ので、時間にゆとりを持って、相談のご予約をお取りください。
~初期治療における治療方針~
初期治療では顎の成長がある今の時期に、その成長を利用して不正咬合の原因を改善する事によって、将来、歯を抜く事なく今の状態を治す事が可能になってきています。
乳歯が残っている成長期前から、初期治療を始めることにより、歯を抜くことなく治療することが可能になってきます。
永久歯が生え揃っていない時期(混合歯列期)の治療
この時期に、ある程度歯並びを整えておくことで、永久歯が生え揃ってから固定式の矯正装置(マルチブラケット装置)をつけなくても、ある程度はきれいな歯並びにすることができます。取り外すことができるものや固定式のものなど、使用する装置はさまざまです。
永久歯が生え揃っていない時期(混合歯列期)の治療
初期治療後に行う永久歯が生え揃ってからの治療
年齢的には6年生・中学生以上が対象です。基本的には固定式の矯正装置(マルチブラケット装置)などを使用して治療を行います。
上の図の様に、初期治療(7歳~12歳)の間に治療を行う事で、本格的矯正治療に進まずに済むお子さんもいらっしゃいます。この初期治療の段階で矯正を始める事がとても大切です。図の様に、初期治療だけで済んだ場合は、矯正治療費用は25万円となります。(診断料など別途)。自分のお子さんの歯並びを綺麗にしてあげたい、けれど治療にかかる費用を抑えたい・・・という親御さんは多くいらっしゃいます。
この時期に矯正専門医院で治療時期を見極めることが、経済的にも負担なく治療をスタートできるという事になります。
大人の歯(永久歯)への萌え変わりが、完成に近づいている状況だと思われます。したがって、治療方法の選択、可能・不可能がだいぶはっきりとしてくると思われます。
相談時に何を目標とするかを明確にしていきたいと思います。
矯正中でも部活動(スポーツ、吹奏楽など)積極的に頑張って下さい。もし、心配な事がありましたら、お気軽にご相談下さい。
矯正治療はむし歯などの一般の治療と違って、診療所に来たときだけが治療なのではありません。診療所を訪れるのは装置を作製したり、調整をするためであって、家にいる時も矯正の治療は継続しているのです。
特に患者さんが幼い場合には保護者の方の積極的な協力が必要です。
一緒に治療を受けるような気持ちで応援してあげて下さい。
就職活動や入試にまたがらないように、歯並び治療をしたい。就職までに綺麗な歯並びで第一印象をアップさせたい!という方は是非ご相談下さい。将来の治療計画を立てて診断します。
永久歯の歯並びが完成しているころに加え、顎の骨の成長も終了しています。ですので、抜歯と非抜歯、装置を表からか裏からか、ブラケット装置か否かなどなど、それぞれのよい点悪い点、それに加え、何を最優先するのかを大切に相談させていただきます。
前歯の部分矯正だけならばマウスピース矯正も可能です。
長年、歯並びがコンプレックスで上手に笑えない、口元をついつい隠してしまう・・・この様なお悩みをお持ちの方は多くいらっしゃいます。歯並びを改善する事で、特に受け口の方は、偏頭痛や肩こりといった症状が改善された、という患者様もいらっしゃいます。
口元が突出していると、ほうれい線が目立つ原因にもなります。歯並びを整える事で、横顔のラインも美しくなります。
治療方法で人気があるのは、装置が見えないリンガル矯正です。その中でも「ハーフリンガル」が人気です。矯正中という事をあまり知られず、上の歯だけ裏側からブラケットを装着し、下の歯は前からブラケットを装着する治療法です。
リンガル矯正はマウスピース矯正と違って取り外しは出来ませんが、確実に歯並びが綺麗になる治療法です。更に、昔矯正していたけど元に戻ってしまった・・・という事でご来院される方もいらっしゃいます。
その他、どんな些細なお悩みでも構いません。お気軽にご相談下さい。